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■┓ 日本人が中国名を日本語読みをする理由
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—★読者・須永さんからの質問—————————

胡錦濤中国国家主席を日本のマスコミは、コキントウと
発音しています。中国はもちろん日本以外の国では
フーチンタオと中国名で呼んでいます。

韓国人の名前は韓国読みしているので、何故中国の人名、
地名だけ日本語読みするのか、いつも疑問に思います。

自分たちの名前が自分たちの知らない日本語読みで
発音されていることを、中国側は了解しているのでしょうか。
何か背景があるのでしょうか。

—★大前研一からの回答———————————-

背景として思い当たるのは、特にないのですが、
昔は、韓国・北朝鮮の人名や地名も日本語読みをしていました。
それがだんだんと韓国読みになってきたのは、
ここ10年くらいのことではないかと思います。

例えば、金大中(キム・デジュン)氏が大統領になる以前、
「金大中拉致事件」として知られる事件が起こった1973年頃は、
「キム・デジュン」ではなく「キム・ダイチュウ」
と日本語読みをしていました。

そして、大統領になった1998年頃には「キム・ダイチュウ」から、
現地読みの「キム・デジュン」へ呼び名が変わっています。
自国の人たちが使う読み方に変えたのは、韓国側への
配慮があったのかもしれません。

中国の地名や人物に対する呼び方も、今後は中国読みに
なっていくのではないでしょうか。
また、私はそうなってほしいと思っています。

なぜなら、中国の地理や、歴史上の人物を全部中国読みで
覚えていれば、中国に行った際に非常に便利だと思うからです。

例えば、中国の方と毛沢東について語っていても、毛沢東の
中国読みを知らないと、「革命の父」などと言わなければ
通じません。しかし、もし毛沢東の中国読み
「マオ・ツェトゥン」を知っていれば、スムーズに通じます。

一度、日本読みで覚えた地理や歴史上の人物などを
全て中国読みで覚えなおすことは非常に大変ですので、
学生時代から現地の人と同じ読み方で教えるよう、
教育の現場が変わって欲しいと思います。

中国読みで覚えていれば、中国人との会話の際、
意思疎通のしやすさが格段に違います。

日本人はせっかく中国のことを詳しく知っているのに、
いつまでも日本読みしているのは非常にもったいないですね。

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